代表者挨拶

一般社団法人全日本囲碁連合 会長 滝裕子 一般社団法人全日本囲碁連合 会長 滝裕子

ご挨拶

一般社団法人全日本囲碁連合
会長

 この度、一般社団法人全日本囲碁連合(JGOF)の設立にあたり代表して、一言ご挨拶申し上げます。

 (一社)全日本囲碁連合(JGOF)は、(公財)日本棋院、(一財)関西棋院、(公財)日本ペア碁協会の三者を中心に国際的に日本の囲碁界を代表する唯一の団体として、2019年10月に発足いたしました。

 約4000年以上前に中国で生まれ、奈良時代に日本に伝来したと言われている囲碁ですが、日本において文化として成熟し、現在の形になりました。また19世紀末から日本発でヨーロッパに囲碁普及を行ったことに始まり、現在ではインターネットの普及による手助けもあり、世界150か国・地域以上で囲碁が親しまれるようになりました。また、30年前には男女がペアとなり対局をする「ペア碁」が日本で誕生し、国内のみならず世界各地の女性と子どもたちへの囲碁普及、国際親善に大いに貢献してきました。

 当団体では、我が国における伝統文化である囲碁の更なる普及振興を図るとともに、世界に向けてこれまで日本が育ててきた「囲碁」「ペア碁」の文化をより力強く発信してまいります。

 また、世界77か国・地域が加盟する国際囲碁連盟(IGF)及び75か国・地域が加盟する世界ペア碁協会(WPGA)では、現在マインドスポーツでもある「囲碁」と「ペア碁」のIOCでのレコグニション獲得、将来的なオリンピックでの正式種目採用を目標として掲げ、活動を進めております。同じマインドスポーツでは、チェスが1990年に、ブリッジが1995年にIOCのレコグニションを獲得しております。囲碁とペア碁は「オリンピック憲章」の 競技プログラム、競技・種別・種目の出場資格の認定条件をクリアしております。全日本囲碁連合では、2022年の杭州アジア大会とその先のアジア競技大会、オリンピック・パラリンピック競技大会への正式採用を目指し、海外の囲碁団体とも連携を強化し、国際囲碁連盟(IGF)及び世界ペア碁協会(WPGA)と協力し運動を進めてまいりたいと考えております。

 つきましては、当団体の社会意義にご理解とご協力を賜りますよう何卒宜しくお願い申し上げます。